急成長中!中国の子供向けオンライン英会話
近年、中国では子供向けオンライン英会話サービスが勢いを増しています。
2018年、中国のオンライン英会話市場の成長率は20%近くまで伸び、市場規模は5兆6千億円まで拡大しました。
2022年には顧客の消費額が1兆3千億円にもなり、18年から5年で3倍以上増えると予測されています。
なぜ中国でオンライン英会話が大人気?
オンライン英会話が中国でここまで普及したのには、実は4つの理由がありました。
1つ目の理由は、「デジタル機器の普及」です。
経済成長著しい中国では、現在パソコンが基本的に一般家庭に普及するようになりました。タブレット端末も徐々に市民権を得ています。
オンラインレッスンの受講に必要なデジタル機器が家庭に普及したことで、オンラインレッスンがどこに住んでいても気軽に受けられるようになりました。
オンライン英会話の普及率は、中国の地方都市でも6割を超えています。
さらに政策によって、ネットの速度が向上、その上費用が低下したことで、スムーズにオンラインレッスンを受講する体制が整いました。
オンライン決済の普及もオンライン英会話の普及を後押しする要因となりました。
2つ目の理由は、「高校・大学入試改革」です。
2017年から実施が始まった入試改革により、英語試験でスピーキングとリスニングがより重視されるようになり、英語の総合力を測る試験に変わりました。
この入試改革により、英語学習の難易度が上がり、子供向け英語教育市場が急成長を遂げる要因となりました。
3つ目の理由は、「留学ブーム」です。
近年、中国では留学希望者が増えており、2017年には60万人が留学にいきました。2017年から20年の間に、留学人口は毎年5%前後で増加すると予測されています。2020年には留学人口は67万人にまで達するとされています。
さらに、最近の留学トレンドとして、留学年齢の低年齢化がみられます。留学人口全体の中で、中学・高校での留学の比率は、2016年には3割にも達しました。
留学ブームや留学の低年齢化も、子供向け英語教育市場が伸びる大きな要因となっています。
4つ目の理由は、「英語学習の黄金期の認知」です。
近年、中国では「0歳から7歳が第二言語を習得する黄金期」との理論が、マスコミを通して徐々に広く認知されるようになりました。
「英会話は幼いうちから」という認識が広く共有されたことで、幼少期からの英会話学習の熱が高まりました。
人気オンライン英会話サービス徹底比較!
近年中国では、数十を超えるオンライン英会話サービスが続々と登場しています。2006年から2017年の間には、27の子供向けオンライン英会話サービスが登場しました。
その中でも、先駆けて子供向けオンライン英会話サービスを提供していたのが、VIP KID・51Talk・DaDa English・vip Jrの4つです。
では、ユーザーはどのような点を重視して、サービスを選んでいるのでしょうか?
講師の質とカリキュラムの豊富さが特に重視されているようです。
また、マンツーマンレッスンや少人数クラス、オンライン学習も支持されているようです。
では続けて、成長が止まらない中国の子供向けオンライン英会話サービス3つを比較をしてみましょう。
サービスの紹介 | カリキュラムの特徴 | サービスの特徴 | |
51 Talk
|
-2011年創立。
-全員ネイティブの外国人講師。 -17000名超の講師陣。 -総合的な英語力が身につけられる。 |
–レベル0から9までの10
レベル。 -メインクラス、専門クラス、選択クラスの3つのクラス。 -すべてマンツーマンレッスン。 -AIやビッグデータを用いたレッスン。 |
-CEFR(ヨーロッパの英語レベル基準)に準じたカリキュラム。
-TOEFLやiELTS、中国の新英語カリキュラムにも対応。 -明確で定量的な英語力伸長プランを提供。 |
DaDa
English |
-2013年創立。
-5~16歳に向けた欧米講師によるオンラインのマンツーマンレッスン。 -英語の応用力を重視。 -豊富なカリキュラムを通して、子供の素質を伸ばす。 |
-レベル0から20までの21レベル。
-メインクラス、補助クラス、ライブクラスの3つのクラス。 -メインクラスと補助クラスはマンツーマン、ライブクラスは講師1対複数の生徒で行われる。
|
-メインクラスでは、LongmanやWonders、Reachなどアメリカの教材を使用。
-多様なリーディング教材や本場の英語を通して、学習目標に到達できる。 -クラフトや絵本、美食など興味に合わせた多様なカリキュラムを提供。 |
VIP KID
|
-2013年創立。
-アメリカの小学校教師によるマンツーマンレッスン。 -60000名超の講師陣。 |
-レベルは1から8まで8レベル。
-メインクラス、補助クラス、公開クラスの3つのクラス。 -メインクラスと補助クラスはマンツーマン、公開クラスは講師1対複数の生徒で行われる。 |
-CCSS(アメリカの英語レベル基準)をもとに教材を開発。
-CEFR(ヨーロッパの英語レベル基準)とも対応。 -国際的な英語試験にも対応。 |
カリキュラムや使用教材、講師の国籍など、それぞれ違いがありますね。
気になるサービスはありましたでしょうか?
ここまで勢いが止まらない中国の子供向けオンライン英会話についてご紹介しました。
入試改革や教育のデジタル化、英語学習の低年齢化など日本と共通する部分も多くありましたね。
引き続き、両国では英語熱が高まりそうです。
出典
GLOBAL CROWNとは?
GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)は、”子どもが英語を好きになる”ことを大切にしている子ども向けオンライン英会話サービスです。子どもが楽しく、飽きずに英会話を続けられるように先生は全員がネイティブレベルの英語力に加え日本語も話せるバイリンガル。レッスンは、スマートフォンやタブレットのアプリを使ってインターネットを使って行いますので送り迎えの必要がありません。ご自宅で安心してレッスンを受けられます。
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