TEAPとは|オンライン英会話ならスピーキングとリスニング対策できる?

TEAPとは、英語のスキルを示せる外部検定試験です。英語の外部検定試験で、日本で最もポピュラーなのは英検ですが昨今TEAPの受講率が年々増えています。

英検、TOEICなど試験の種類にかかわらず、良いスコアを取るためには試験内容を把握して適切な対策を講じたり、幼少期から英語のスキルを着実に身に付けたりすることが大切です。この記事ではTEAPの特徴、試験内容、またおすすめの対策について解説します。ぜひ本記事を参考にしてみてください。

そもそもTEAPとは

女性英会話外部検定試験

TEAPとは「Test of English for Academic Purposes」の略称で、上智大学と日本英語検定協会が共同開発した大学入試向けの英語運用能力測定試験です。英語の「読む(Reading)」「聞く(Listening)」「書く(Writing)」「話す(Speaking)」のスキルを測る項目で構成されているのが特徴です。

テスト内容はそれぞれ「リーディング(70分)」「リスニング(約50分)」「ライティング(70分)」「スピーキング(約10分)」となっており、各技能100点満点の合計400点満点。年に3回開催されます。

難易度としては英検準2級〜準1級程度とされており、高校1年生以上から受験可能です。英検やTOEICと比べ、TEAPは大学教育で遭遇する語彙・場面・分野の問題が設定されており、アカデミックな英語能力の判定に特化しています。

採用大学も増加傾向にあることから、TEAPは主に大学への進学を目指した学生向けのテストといえるでしょう。

発展形のTEAP CBTも存在する

TEAPには「TEAP CBT」というTEAPから発展した形式のテストが存在します。CBTとは「Computer Based Testing」の略称です。試験における工程をすべてコンピュータ上で実施する行為、およびそのサービス名称のことを指します。

TEAPとの大きな違いはTEAPがペーパーテストであるのに対して、「TEAP CBT」はコンピュータを用いたテストであることです。画像・映像・音声を使用することで、日常生活に近い状況を設定できます。これにより「思考力・判断力・表現力」に重きを置いた英語力測定が可能です。

したがってペーパーベースのテスト(PBT)よりも、「TEAP CBT」の方が実践的な英語力を測りやすい特徴があります。

また試験方式だけでなく試験内容もそれぞれ異なり、「TEAP CBT」は「リーディング(80分)」「リスニング(40分)」「タイピング(50分)」「スピーキング(30分)」で構成されており、各技能200点満点の合計800点満点で英語のスキルが判断されます。

 

TEAPの試験内容について解説

ここからはTEAPの試験内容についてそれぞれ具体的に解説していきます。

受検方法

申込はTEAP公式サイトから以下の流れで手続きします。

  1. サイトにアクセス
  2. TEAP IDを作成
  3. 受験日・地域・PBT or CBTの選択
  4. 会場選択
  5. 支払い
  6. 受験票のプリントアウト

受験料はTEAP、TEAP CBT共に1万5,000円で、クレジットカード・コンビニ払い・郵便局ATM支払い、いずれかから選択可能です。またTEAPは「リーディング・リスニング」のみの受験も可能で、その場合の受験料は6,000円となります。

問題形式

TEAPの問題形式は「リーディング(70分)」「リスニング(約50分)」がマークシート方式、「ライティング(70分)」は筆記です。「スピーキング(約10分)」は面接官との1対1の対面方式で行われます。

CBTでは「ライティング(50分)」はタイピング、「スピーキング(30分)」はヘッドセット・マイクを使っての録音方式となる点が異なります。「リーディング(80分)」「リスニング(40分)」は選択方式です。

試験結果

他の英語検定試験と同様にTEAPの試験結果は合否ではなくスコアで通知されます。他の試験と異なる点はTEAPには「スコア」と「バンド」という2つの項目がある点です。

スコアは文字通り点数を表しますが、TEAPでは算出方法がやや他の試験と異なっています。単純に「配点×正解数」で算出するのではなく、全体的な正解率を考慮し統計的な手法で計算し数値を割り出します。

一方バンドは、「CEFR」と呼ばれるスコアを用いたレベルで表示する仕組みです。CEFRとは「ヨーロッパ言語共通参照枠 (Common European Framework of Reference for Languages)」の略称で、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインのことです。

CEFRには「A1、A2、B1、B2、C1、C2」の6段階のレベルがあります。A1が最低でC2が最高です。TEAPではA2、B1、B2の3段階で測定されます。

英検に換算すると「A2」で「準2級程度」、「B1」で「2級程度」、「B2」で「準1級程度」です。目安としては高校卒業程度~大学生ほどの水準です。したがってTEAPは、大学受験を目指す学生に最適な試験といえるでしょう。

TEAPにはこのスコアとCEFRのバンドに連動した「TEAP Can-do statements」というものがあります。「~することができる」レベルといったように、自分の英語力がどのくらいの位置づけなのか把握できます。

その他、TEAPの試験結果には今後の英語力向上におけるアドバイスも記載されているため、うまく活用するといいでしょう。

日本人は英語のスピーキング・ライティングが苦手とされている

日本人はライティングとスピーキングが苦手といわれています。特に多くの方が苦手意識を持っているのがスピーキングです。

日本でTOEIC(R) Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会「IIBC」の調査によると、5割以上が4技能のうちスピーキングが一番難しいと回答しているようです。

TEAPに合格するためには、スピーキング試験の内容を把握したうえで対策することが大切です。次項ではTEAPのスピーキング試験について解説していきます。

TEAPのスピーキング試験とは

面接官と1対1の面接方式で行われるTEAPのスピーキングテストはPart1~4の4つに分けられます。また「トピックカード」という問題の指示などが書かれたカードを使用することもあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

Part1

面接官よりに受験者に関する質問を受け回答します。質問内容は主に受験者の生活などに関わることです。質問は複数ありますが、内容はいずれも日常会話レベルのものです。そのため日常会話が可能なぐらいの英会話力は必要です。

「Why~?」「What~?」などの単純な質問が想定されるため、それに回答できるようにしておきましょう。またTEAP自体が大学での英語を想定しているので、学校生活に関連する質問になることも想定しておくと良いでしょう。

 

Part2

Part2では受験者が面接官に対して質問します。与えられたいくつかのテーマから質問するようになっておりロールプレイ形式で進行します。質問時間は約2分です。

また「may I ask you some questions?(質問してよいでしょうか?)」や「Thank you very much(どうもありがとうございました)」などの挨拶、その他相手の話を聞いている際の相槌(uh, oh okayなど)などの要素も評価されます。一般的な会話で使われる表現・フレーズも覚えておくようにしましょう。

 

Part3

与えられたテーマに対して自身の見解を述べます。テーマを見てスピーチするまで30秒程度しかありません。ここでのコツは会話の流れを決めておくことです。まずはテーマに対してどう思うのか(賛成か反対か)を述べ、その後にその理由を説明、最後に「故に~そう思う」といった流れで回答します。

慣れていないと30秒では足りないと感じるでしょう。日頃から上記の形で自分の意見を述べることができるように練習しておくことが大切です。

 

Part4

スピーキングテストの最後はQ&Aの形式で行われます。時間は約4分で、質問内容は時事関連のものです。質問された内容に対して自分の見解を回答します。

ここでもPart3と同様に「I think ~ / Yes I think ~ or No I don’t think ~(結論)」→「Because~(理由)」→「That’s why ~(まとめ)」のようなテンプレート形式で答えるようにすると良いでしょう。

英語の勉強だけでなく常日頃から社会的なトピックに関心を持つこと、それに対して自分の見解を持つようにすることが重要です。

オンライン英会話でTEAPのスピーキング対策するメリットとは

TEAPを入学試験に取り入れる大学は増加傾向にあることを考慮すると、読書き中心の英語学習だけでなく聞く・話す勉強、つまり英会話も必要になります。英会話の上達には絶対的な時間が必要です。したがって、できるだけ子どものときから英語に触れることが大切です。

その意味ではオンライン英会話はまさにうってつけの英会話学習方法方といえるでしょう。オンライン英会話には以下のメリットがあります。

 

受講料がリーズナブル

大学などTEAP採用している機関が増えてきているとはいえ、英検やTOEICに比べるとその数はまだまだ多いものではありません。そのためスクールでのTEAP対策は受講料が高くなる傾向にあります。

その点オンライン英会話では比較的リーズナブルな価格で受講できます。

 

スクールに通う時間を削減できる

オンライン英会話は自宅で受講できるためスクールに移動する時間を削減できます。スクールが自宅から遠方にある方もいるでしょう。その場合往復の移動時間を考えると非常に大きな時間のロスとなりえます。多忙な受験生にとって移動時間を削減できるのは大きなメリットといえます。

 

TEAP CBTを受験する際の抵抗が少なくなる

オンライン英会話では基本的にパソコンを使用します。そのためパソコンを用いて行なうTEAP CBTの受講対策にもなります。TEAP CBTの特徴、その有効性をふまえると今後TEAP CBTは増加することが予想されます。オンライン英会話を利用して早いうちにパソコンに慣れておくのが得策です。

 

TEAP専門のレッスンを用意しているオンライン英会話もある

TEAP対策にはマンツーマンのレッスンが理想です。TEAP対策を実施している英会話スクールもありますが、通常英会話スクールのマンツーマンは比較的高額です。

オンライン英会話にはTEAP専門のレッスンを用意しているところもあります。

基本的にリーズナブルなオンライン英会話であれば英会話スクールよりも低価格で受講できます。

 

まとめ

親子英会話楽しい

この記事ではTEAPの概要・内容・対策について解説しました。現在では英検・TOECIなどがまだまだ主流ではあるものの、TEAPを採用する大学や機関は今後ますます増加することが予想されるでしょう。

TEAPの対策、特にスピーキングに関しての対策はオンライン英会話がおすすめです。そして何よりできるだけ早い時期に英語に触れることが大切です。

 

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さらに、2回までの無料体験レッスンも受講可能です。ぜひこの機会にGLOBAL CROWNを体験してみてはいかがでしょうか。

 

 

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