【知育】親子で、友達同士で、折り紙を英語で説明してみよう!

 日本が誇る文化の一つに「折り紙」があります。日本で生まれ育った人にとってはごく身近な子どもの遊びですが、一枚の紙を器用に折って鶴などを作る日本人の様子に、海外の人は非常に驚き、感心してくれるものです。そんな折り紙を、留学生が来た時や反対に自分が留学した時、ホームステイ先や学校で伝えたい!と思っても、「折り紙という文化」の説明や「折り方」の説明を英語で行うのは少し難しく感じるかもしれません。そこで今回はそんな折り紙に関する英語表現をご紹介していきます!

折り紙で身に付く力

折り紙は、子供の知育にとてもいいんです。具体的にあげてみましょう。

想像力:想像力は非常に重要なモノです。小学校にあがると、文章題などがでてきますが、想像力がないと複雑な文章がなかなか理解できません。

集中力:奥行きなどの立体感覚を身に付けられます。ボールをうまくキャッチできるのは、空間認知力があるから。空間認知力が弱いと事故にあいやすいかも。算数の問題を解くのにも必要です。

思考力:折り紙の本をみて、「どうやったらこの形になるのだろう」と考えます。問題を解く力になります。

コミュニケーション能力:親子や兄弟でワイワイ楽しく折り紙すれば、必ず会話があります。みんなで一つのものを作るときには特にコミュニケーション能力が必要とされますね。

 

折り紙の折り方を英語で説明しよう

海外から日本へ来た人に折り紙の折り方を教える際など、「半分に折る」や「裏返す」などのよく使う単語が出てこず、スムーズに教えることができないという人は多いです。正確に分かりやすく説明できると相手も上手に折り紙が作れ、より楽しんでくれそうですよね。そんな「折り方」の英語表現をご紹介します。

半分に折る:fold in half

Fold the paper in half to make a crease. (紙を半分に折って、折筋を付けます。)

「半分に折る」は “fold in half”  、”crease” は「折り目」の意味で、クリ―スと発音します。「make a crease(折り目を付ける)」も良く出てくる表現ですのでぜひ覚えてください。

三角に折る:fold the paper into a triangle

Fold the paper into a triangle and unfold.(紙を三角に折って、元に戻します。)

三角に折る時には「triangle(三角)」という単語を入れるとわかりやすいですね。また折ってから一旦もとに戻して折り筋をつける際などには「unfold(広げる)」という単語もよく使います。同様の意味で「open up(広げる)」という言葉を使うこともあります。

裏返す:turn it over

Turn it over and fold each corner diagonally.(裏返して、それぞれの角を対角線に折ります。)

「turn over」はひっくり返すという意味。「it」という目的語はその間に入って「turn it over」と表現します。「flip it over」も同じ意味で使うことができますよ。また「diagonally」は「対角線上に」という意味です。

谷折りにする:fold into valley shape

Fold the paper into a valley shape.(紙を谷折りしてください。)

山折りは「mountain fold」、谷折りは「valley fold」と表現します。しかし急に「山折り」「谷折り」と言われても折りなれていない方はわからない方や折り紙初心者の方には、例文のように「山の形にする」「谷の形にする」と説明するといいでしょう。

繰り返す:repeat

Flip over and repeat on the other side.(ひっくり返して反対側も繰り返します。)

折り紙は左右対称になることが多く、同じことを繰り返してほしいと伝えることはしばしばありますね。「repeat the same thing(同じことを繰り返して)」と伝えてもいいですよ。なお「the other」は「もう一方の」という意味です。

回転させる:rotate

Rotate the paper and fold the right edge to the central crease.(紙を回転させて、右端の辺を中心の折り目に合わせて折ります。)

折りやすいように紙を回転させることがよくあります。そんなときは「rotate」という単語を使いましょう。また「edge」は「端」の意味、「central」は「中心」「真ん中」の意味で、これらも折り紙によく出てくる言葉ですよ。

 

細かい説明の仕方一覧
① White side is up. 白い面を上にしてください
② Colored side is up. 色の面を上にしてください
③ Fold in half (horizontally/diagonally). 半分に(横に/斜めに)折ります。
Fold to back. 後ろに折ってください。
④ Make a crease. 折り目を付けます。
Make a good/sharp crease. 折り目をしっかりと付けます。
⑤ Match corners. 角と角を合わせます。
⑥ Open/Unfold. 開いてください。広げてください。
⑦ Upside down. 逆さまにしてください
Turn it over/Flip. 裏返してください。
⑧ Rotate. 向きを変えてください。
⑨ Make a mountain/valley fold. 山折り/谷折りにします。
⑩ Make an inside/outside reverse fold. 中わり折り/かぶせ折りをします。

 

折り紙という文化を英語で説明しよう

折り紙は近年世界各地でも「Origami」として知られるようになり、世界の数十箇所に「折り紙協会」が存在する程までになりました。しかしそういってもまだまだ「折り紙を聞いたことがない」という方や「折ったことがない」という海外の方は多いもの。そこでまずは「折り紙とはなにか」について英語で説明する方法をご紹介しましょう。

Origami is the traditional Japanese art of paper folding. We make various shapes with Origami, such as plants, animals, and other living things.(折り紙とは、紙を折りたたむ日本の伝統的な芸術です。日本人は、植物や動物や生活のものなど、様々な形を折り紙で作ります。)

まずは「折り紙とはなにか」を簡単に説明します。「Origami」はすでに英語として認識されていますので、このまま使って説明します。「traditional」は「伝統的な」、「fold」は「折る」という意味です。また「various」は「様々な」、「such as〜」は「〜のような」という意味ですよ。

The crane, which is called Orizuru in Japanese, is one of most famous shapes in Origami. In Japanese legend, a person who folds one thousand origami cranes will be granted a wish.(日本語で折り鶴と呼ばれる鶴は折り紙のなかでは最も有名な形の一つです。日本の伝説では、1000羽の折り鶴を折った人は願いが叶えられるとされています。)

折り紙といえば折り鶴を連想する人も多いので、折り鶴についても説明できるようにしておきましょう。「crane」は「鶴」。「Paper crane」で「折り鶴」と表現できますよ。「legend」は「伝説」「伝承」の意味。「grant a wish」は「願いを叶える」の意味で、受け身の形の「be granted a wish」になると「願いを叶えてもらう」となります。

We usually use a square sheet of paper with no cuts, glue or markings during the folding process.(通常、紙を折る最中に切ったり糊をつけたり印をつけたりすることなく、四角い紙を使います。)

基本的には切ったり貼ったりしてはいけないという折り紙のルールも説明しておきましょう。「square」は「正方形」「四角」の意味。「glue」は「のり」、「marking」は「印をつけること」という意味です。また「process」は「過程」という意味の英単語ですよ。

動画で英語と折り紙を楽しもう

最近では海外でもOrigamiを楽しむ人がたくさんおり、英語での折り紙動画を投稿している人もいます。そこで最後に、折り紙の折り方を英語で説明している動画をいくつか紹介します。自分の趣味として折り紙を折る時にも英語の動画を参考にすれば、英語も折り紙も同時に学べるため一石二鳥です!ぜひ参考にしてください😊

<英語難易度★☆☆>飛行機:Paper Airplane


小さいお子さまの英語学習にも向いている動画です。こちらは回転する飛行機の折り方動画。とてもゆっくりと、簡単な英語日本語両方で話してくれるため、一人でも戸惑うことなく理解できるだけでなく、しっかり英語も耳に入ってきます。

 

<英語難易度★☆☆>手裏剣:Throwing Kinfe


こちらはきれいな英語でゆっくり説明してくれている動画です。こちらも英語と日本語を交えて説明してくれているため、ついて生きやすいかと思います。基本的な動作の「Fold in half(半分に折る)」や「make a crease(折り目を付ける)」などがたくさん入っているので、動作とことばが結びつきやすく、頭に入りやすいです。

 

<英語難易度★★☆>蝶:Butterfly


英語ネイティブの人がアップロードしている動画です。ネイティブのリアルな発音でありながら、分かりやすい英語で丁寧に折り方を説明してくれているため初心者の英語学習に向いています。最初のうちは少し速く感じるかもしれないため、YouTubeの速度調節機能で少し速さを遅くしたり、字幕機能でサブタイトルを付けて観てみると良いでしょう。

 

<英語難易度★★★>:竜:Dragon

こちらもネイティブの人がアップロードしている動画です。リアルに使われているより実践的な話し言葉が多く、スピーディな英語で折り紙の説明をしてくれています。生きた英語を学びながら折り紙の折り方も確認したい方や、英語中級者以上の方にはおススメです。こちらも速度機能や字幕機能などを使って、自分のレベルに合った方法で楽しみましょう。

 

英語で折り紙を学びたいときのおすすめ書籍3選!

最後に英語で折り紙を学ぶためのおすすめの書籍をご紹介します。

もっといろいろな折り紙の折り方を英語で学びたい方はこれらの書籍を参考にしてください。

折り紙を英語で説明している本は結構たくさんあるのですが、日本語をそのまま翻訳しているものがあり、ちょっと複雑な英語になっており、英語としては??という書籍もあるので注意が必要です。

以下では、比較的容易な英語が使われているおすすめの3冊をご紹介します。

伝統あそびで国際交流! 英語でおりがみ

日本語訳がある書籍の中では一番使いやすく、比較的シンプルな英語を使っています。大型本なので、レイアウトも見やすいです。ただ、お値段がちょっと高いですが。

created by Rinker
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世界の人と楽しむ折り紙—伝えたい! 一緒に折りたい! 40作品

こちらもわかりやすい英語です。

著者2名が、実際にインド、スリランカ、タンザニア、エチオピア、ザンビア、韓国、フィリピンなど様々な国で折り紙の指導を行っており、その体験をもとに書かれているので、とても参考になります。

こちらも大型本なので、とても見やすいです。

Densho Origami: Traditional Japanese Figures for Everyone

こちらは英語のみの書籍で、シンプルな英語で書かれています。

 

いかがでしたか?この記事の内容やご紹介した動画・書籍を参考にぜひ英語で折り紙にチャレンジしてみてください!😊

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