オンラインゲームには世界中の人が参加可能なため、日本やアメリカ、インドなど各国の参加者が対戦したり、チームを組んで一緒に協力プレイしたりということが、あちらこちらで起こっています。そこで使える共通語は、やはり英語です。オンラインゲームを通して、実践的な英会話力を身につけてみませんか?そのために必要なフレーズや、オンラインゲームを始めてみたいというひとにおすすめの、初心者でも入りやすいゲームアプリを紹介します。
オンラインゲームが英語学習に有効な理由
「ゲームで遊んでいるだけで、本当に英語が上達するのだろうか?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、外国人とリアルにコミュニケーションを取ることで、英語の運用能力を高めるいい機会になります。具体的にどのような効果があるのかを見ていきましょう。
英語でやりとりするためのコツがつかめる
英語の会話は、Nice to meet you. How are you? (初めまして。お元気ですか)で始まるとは限りません。外国人は、知らない相手でもHi!(やあ!)、Cool!(すごいね!)と、気軽に声をかけてきます。これをリアルに体験できるのが、オンラインゲームの世界。Thanks.(ありがとう)、See you.(またね)など、日常会話に使える表現を、自然な流れの中で言うコツをつかむことができます。
学習のモチベーションが高まる
たくさんの単語やフレーズを覚えても、いざという場面になるとすんなり出てなかったりします。ゲームの中で外国人とやりとりしているうちに、「もっと練習を重ねないとダメだ」と気づくかもしれません。また、相手の英語がすぐに理解できなかったりしたとき、「知っておくべきことがまだたくさんある」と、学習意欲が高まってくるはずです。
英語が日常生活の中に定着する
オンラインゲームを繰り返していると、よく同じ相手と遭遇してGood to see you again!(また会ったね!)とあいさつしたり、One more time?(もう1回やる?)と誘ったりすることがあるかもしれません。オンライン上で英語を使ってやりとりする相手がどんどん増えていき、ゲームを続けることで、「英語でコミュニケーションを取る」ということが日常生活の中でごく自然なこととなっていくのです。
オンラインゲームで使う基本英語フレーズ
始めるときのあいさつ、退出時のひとことなど、オンラインゲームで使われる表現にはごく決まったものがあり、これらを使って簡単なコミュニケーションを取ることができます。まずは基本のフレーズを押さえておきましょう。
開始時のあいさつ
Hi! / Hey!(やあ!)
開始時のあいさつは、ごくシンプル。What’s up?(元気?)のように尋ね、Great!(元気!)のように答えることもあります。
Good to see you again!(また会ったね!)
以前に対戦したことのある相手に使うフレーズ。チャットでやりとりしただけでも、see(会う)という語を使います。
Long time no see!(久しぶり!)
直訳すると、「長い間会っていない」。前に一緒にプレイしたことがある相手に久しぶりに会った場合などにはこう言います。
相手のプレイをほめる
Good job!(いいぞ!)
チームを組んで闘っていて、相手がいいプレイをしたときに使えます。
Keep it up!(その調子だ!)
「それをずっと保つ」という意味で、「その調子でがんばれ」というシチュエーションで使います。
Good game!(いいゲームだった!)
勝っても負けても、こう言って互いの健闘を称えます。スポーツの世界などでもよく使われています。
終える、退出する
I’m off.(落ちます)
ゲームやチャットの間に「自分はもう退出します」と伝えるときの定番フレーズ。
I’ll take a short break.(ちょっとひと休み)
「短い休憩を取ります」という言い方。普段、仕事をしているときなどにも使えます。
I’m back!(戻りました!)
ゲームやチャットに復帰したときのフレーズ。普段オフィスや家に戻ったときにもこう言います。迎えるほうはWelcome back!(お帰り!)と言います。
一歩進んだコミュニケーションのための英語フレーズ
一緒にゲームをしていると、「あーあ!やっちゃった」「気にしないで」のように、ちょっとした会話を交わすこともあるかもしれません。日常生活でもよく使われる言い回しを押さえておくと、いざというときに活用できます。
失敗した/成功した
Oh, no! I screwed up.(あーあ!やっちゃった)
screw upは「しくじる、台なしにする」という意味の口語。「せっかくのチャンスが自分のせいで台なし」といった状況で使います。
I’m stuck.(どん詰まりだ)
stuckは「行き詰まった」ということで、「もう打つ手がない、お手上げだ」というときにこう言います。
I did it!(やった!)
うまく行った、成功したというときに幅広く使える便利なフレーズ。相手が成功したときはYou did it!(やったね!)です。
励ます、ほめる
Never mind.(気にしないで)
チャットではNVMと略すこともあります。Don’t worry.(心配しないで)はDWと略されます。
You’re doing great.(よくやってるよ)
いいプレイをしている人、結果が出てないけれど努力をしている相手などに使え、仕事の場面で応用できます。
You nailed it!(やったね!)
nailは通常「釘、釘を打つ」という意味ですが、口語で「うまくいく、成功させる」という場面で使われます。ネイティブの会話にはよく登場するので、覚えておくと便利。
オンラインゲームでのチャット例
A: Hey!(やあ!)
B: Good to see you again!(また会ったね!)
A: Ready?(用意はいい?)
B: Sure.(いいよ)
A: Oh, no! I screwed up.(あーあ!やっちゃった)
B: Never mind. You’re doing great.(気にしないで。よくやってるよ)
A: OK, one more time.(よし、もう1回だ)
外国人と遊べる初心者向けのオンラインゲーム
「オンラインゲームはあまりやったことがないし、いきなり外国人と英語でやりとりするのは不安」という人のために、初心者でも入りやすいゲームをご紹介します。慣れてきたら、複数でチームを組んで対戦するものに挑戦してみましょう。
PLATO
ビリヤードやビンゴなど、誰にでもできる簡単なゲームに、外国人の参加者たちと挑戦。オンラインゲームに慣れていない初心者にピッタリのアプリ。やり方の説明も英語になっています。チャットルームもありますが、まずは対戦相手にGood game.(いいゲームだった)とメッセージを送るところから始めるといいでしょう。
Bord Game Arena
ウェブ上で多数のボードゲームやカードゲームにチャレンジできるサイト。自分の得意なゲームを見つけて、Tournament(大会)に挑戦してみるといいでしょう。英語のフォーラムやコミュニティで、質問したりゲームに勝つためのコツを話し合ったりすることができます。
フォートナイト(Fortnite)
全世界で大人気のバトル型ゲーム。オンラインゲームを本格的にやっている人向け。参加者同士がチームを組み生き残りをかけて闘うもので、世界中に参加者がいるため、外国人と組む可能性が高くなっています。Ready?(用意はいい?)、Not yet.(まだ)など簡単な英語でプレイできますが、「一緒に闘う」という設定なので、実践的なやりとりが期待できるはず。
なお、ゲームを使い慣れている人は、「マッチメイキング地域」を海外に設定すると、英語を使う機会が増えます。
参考:フォートナイトでマッチメイキング地域を変更するにはどうすればいいですか?
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