英語学習のモチベーションを高めるには?心理学から考える子どものやる気UP法

女の子英語 CLIL(クリル)とは

子どもが英語を学び始めても、途中で飽きてしまったり、学習を嫌がるようになることはよくあります。特に英語はすぐに成果が見えにくいため、モチベーションを維持するのが難しいと感じる保護者も多いでしょう。

そこで大切なのが、子どもの学習意欲を引き出し、継続させる工夫です。本記事では、心理学の観点から子どものやる気を高める方法を解説します。報酬システムや成功体験の積み重ね、親の関わり方などを取り入れ、英語を楽しく学び続けられる環境を作りましょう。

子どものモチベーションには「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」がある

心理学では、モチベーションには「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」の2種類があるとされています。

内発的動機づけとは、興味や楽しさからくる自発的なやる気です。例えば「英語のアニメが面白いから見たい!」という気持ちが該当します。

外発的動機づけとは、報酬や評価など外的な要因によるやる気です。「英語の単語を10個覚えたらシールがもらえる!」といったものがこれに当たります。

どちらも大切ですが、最終的に英語学習を長く続けるには、内発的動機づけを育てることが鍵になります。そのための工夫を紹介していきます。

報酬システムを活用する(外発的動機づけ)

英語学習の初期段階では、報酬システムを活用することで、学習へのモチベーションを高めることができます。

例えば、学習ポイント制を導入すると、子どもが目標を持って取り組みやすくなります。

・英単語を10個覚えたらシール1枚
・英語で1日3回挨拶できたらご褒美のカードをゲット
・1週間続けたら好きな本を買ってもらえる

このように、小さな成功を積み重ねることで、「英語を学ぶことが楽しい」と感じられるようになります。ただし、報酬に頼りすぎると、報酬がなくなった途端にやる気が落ちることがあるため、徐々に学ぶこと自体の楽しさへ移行させることが大切です。

小さな成功体験を積み重ねる

心理学では「自己効力感」が高い人ほど、学習を継続しやすいことが分かっています。自己効力感とは、「自分はできる!」という感覚のことです。これを育てるためには、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。

成功体験を積ませるための工夫として、簡単な課題から始めるのが効果的です。「今日は英単語を3つだけ覚えよう!」と達成しやすい目標を設定すると、子どもが達成感を得やすくなります。

また、学習記録ノートを作り、できたことを目に見える形で記録すると、子ども自身の成長を実感しやすくなります。成功したときは、「すごいね!できるようになったね!」とポジティブなフィードバックをすることで、さらにやる気を引き出すことができます。

親の関わり方がモチベーションを左右する

親の関わり方次第で、子どもの英語学習へのモチベーションは大きく変わります。特に、「学習を強制しすぎないこと」が重要です。

やる気を下げるNG行動として、「宿題やったの?早くやりなさい!」と命令口調で言うことや、「間違えちゃダメよ。ちゃんと正しく発音して!」とミスを指摘しすぎること、「英語ができないと将来困るよ!」とプレッシャーをかけることが挙げられます。

一方で、やる気を引き出す関わり方として、「一緒に英語の歌を歌ってみよう!」と誘ったり、「今日覚えた英単語をクイズにしてみよう!」とゲーム感覚で学習させたり、「発音、上手になってるね!」と成長を褒めたりするのが効果的です。

子どもが夢中になれる環境を作る(内発的動機づけ)

英語を「やらなければならないもの」ではなく、「やりたいもの」に変える工夫をすることが大切です。そのためには、子どもが夢中になれる英語環境を作ることが有効です。

楽しみながら英語を学べる環境作りのアイデアとして、英語の絵本を読む、英語の動画やアニメを視聴する、英語のゲームを取り入れる方法があります。

例えば、英語のアニメでは「Peppa Pig」や「Sesame Street」、英語のゲームでは「I Spy(目に見えるものを英語で当てるゲーム)」や「しりとり(word chain)」などが楽しみながら学べるものとしておすすめです。

「なぜ英語を学ぶのか?」を明確にする

英語を学ぶ目的を子ども自身が理解すると、モチベーションが高まりやすくなります。「英語ができるとどんな良いことがあるのか?」を考えさせることが重要です。

例えば、子どもと一緒に目標を決めるのが効果的です。「外国のアニメを字幕なしで観る!」「海外の人と話せるようになる!」「海外旅行で英語を使ってみる!」など、目標を具体的にすると、「英語を学ぶ意味」が明確になり、やる気が持続しやすくなります。

まとめ

子どもの英語学習のモチベーションを高めるには、「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の両方をバランスよく取り入れることが大切です。

報酬システムを活用し、学習の習慣をつける。小さな成功体験を積み重ね、自己効力感を育てる。親の関わり方を工夫し、プレッシャーをかけすぎない。英語を楽しいものにする環境を整える。英語を学ぶ目的を明確にし、長期的なモチベーションを維持する。

英語学習を楽しく継続できる環境を整え、子どもが自ら学びたくなるような工夫をしていきましょう。

 

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